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介護職の大変さを実際の現場から知る

実際はどうなのか

人手不足では理想を追うことは難しい

暗いニュースが多い

実際はどうなのか

介護に関して世間で取り上げられているのは「老老介護」や「介護離職」などの暗い話題ばかりです。元々ネガティブなイメージが強いこともあり、介護職が「介護の仕事はやりがいがあって楽しい」と言っても、上辺だけの言葉と捉えられてしまい、ねぎらいや心配、憐みをこめて「大変でしょう」と言われることも少なくありません。ですが、どの仕事にも大変な面はあります。楽しいことばかりではありません。そう考えると、介護職だから大変だとは限らないのですが、ネガティブなイメージと暗い話題から「つらい仕事」だと思われているようです。

介護の現場で感じる最もつらいこととは?

どの仕事にも大変さとやりがい・楽しさの両面があると先述しました。3Kと言われている介護職に従事している人たちが仕事を続けていられるのは大変さよりも楽しさの方が勝っているからです。しかし、そのような気持ちを持って働いている職員でも大変だと感じている部分はあります。排泄物の処理や不規則なシフト、体力を必要とする業務内容が原因だと考える人もいるかもしれませんが、職員が大変だと感じているのは「人手不足による介護の質の低下」です。
人間が生活していくのに必要だと言われているのが「衣」「食」「住」です。それが介護では「栄養のある食事」「快適な睡眠」「適切な排泄」に置き換えられます。これらを自力でできない人を手助けするのが介護なのですが、できない作業を手助けして完了させるのは考えている以上に時間がかかるものです。自力でできない人の代わりにやってあげる方が何倍も早く終わりますが、それでは介護の意味がありません。一例を見てみましょう。
近年、認知症の症状のある高齢者も増えています。認知症は認知機能に支障をきたしてしまうため、通常できていたことができなくなります。例えば、食事はお箸を使うのが一般的ですが、認知症でお箸の持ち方を忘れてしまう人もいます。その場合は横から時々お箸の持ち直してあげながら食べ進めていくため1時間近くかかってしまいます。効率を優先するのであれば、職員が直接食事を食べさせた方が早いのですが、自立支援が目的である介護では高齢者ができることを職員が奪ってはいけないとしています。そのため、時間がかかってもできる限り高齢者が自力で食事をするように手助けするのが質の高い介護であり、介護職が理想とするところなのです。

効率を優先しなければならない時もある

このような介護は職員の数が足りていればできる話であって、人手不足の今は難しいでしょう。限られた時間と人数で対応し、効率を優先しなければならない時もあるからです。

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