やりがいを感じる部分
人の役に立っていることが実感できる
要介護者からかけられる嬉しい言葉の数々
「つらい」「大変だ」といったネガティブなイメージが強い介護職ですが、実際に介護の現場で働いている人はどう思っているのでしょうか。つらい部分があるのは確かですが、それを上回るやりがいや魅力があるからこそ、続けることができているのです。
最も多くの人が介護職のやりがいとして挙げているのが要介護者から直接「ありがとう」の言葉をかけられることでした。他者から毎日のように「ありがとう」の言葉をかけられる仕事はそれほど多くありません。心身がつらいと感じることも多い介護職ですが、毎日のように笑顔でありがとうと言われることで仕事でつらいことがあっても温かい気持ちになれるので、前向きな気持ちで取り組めています。
また、「あなたで良かった」や「あなたがいれば安心」という言葉をかけられることがやりがいにつながっていると答えた人もいます。これは自分に対して絶大な信頼を寄せてくれている証にもなるため「ありがとう」よりも嬉しく感じるようです。
利用者の症状に改善が見られる時
介護が必要な人の中には歩くのが困難な人や体調を崩しやすい人もいますが、そのような人たちが介護を通じて元気に回復していく姿を見た時に、「人の役に立っていると実感でき喜びを感じる」と答えている人もたくさんいました。
人と人とのつながりが深い
現代は人間関係が希薄になっていると言われています。ですが、介護の仕事はお互いに協力し合わなければ成り立たないため、必然的に関わりを持つことになります。人と人とのつながりが仕事に深く密接する職種は介護職以外にないでしょう。
介護職と同じように人と近い距離で接する職種は看護師や医師などの医療系の職種もありますが、医療系は1人の患者に対してじっくりと向き合う時間がとれず、流れ作業のように仕事をしている時もあります。患者さんの気持ちに寄り添った看護が常にできるとは限らないのです。ですが、介護職は要介護者1人ひとりに対して時間をかけてゆっくりと接することができるため、楽しいことも苦しいことも分かち合うようにして過ごしています。まるで家族のような関係ですが介護職は信頼関係がなければ成り立たないため、大切な時間を共有しながら利用者の自立を支援できることに介護職としての喜びを感じています。
介護職のやりがいについて知りたいなら
上記以外にもまだまだ介護職のやりがいはたくさんあります。介護の現場で働いている職員のアンケートを基に、介護職のやりがいについてまとめているサイトを紹介するので、こちらもチェックしてみてください。ネガティブなイメージが強い介護職ですが、このアンケート結果を見るとそのイメージを覆し、様々な魅力にあふれている仕事であることがわかります。
現役職員1,675人に聞きました!介護士のやりがいとは 全国でデイサービスや訪問介護などを展開している事業所2社に協力してもらい、そこで働く職員が感じている「介護職のやりがい」について詳しくまとめられている記事です。ヘルパーズ・ハイとは?
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他の仕事にはない幸せがある
する側とされる側の幸せのリンク
介護職員の多くはヘルパーズ・ハイの状態で働いているため、ネガティブなイメージが強い仕事も前向きに取り組むことができています。ヘルパーズ・ハイは幸せを感じるオキシトシンとやる気を引き出すドーパミンが脳内で分泌され、多幸感を感じる状態のことです。
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